
「推し活」、実は親子のコミュニケーションにぴったり!?
わが家には高校生の娘がひとりいます。
娘が初めて「推し」に出会ったのは小学4年生のとき。
最初は正直「またその話〜?」「誰が誰かもわからないよ〜」なんて思っていました。
でも、毎日楽しそうに推しの話をする娘を見ているうちに「この子たちにどんな魅力があるんだろう?」と気になり始めたんです。
それから一緒にMVを観たり、曲を聴いたり、衣装のことを語り合ったりしているうちに、気づけば私もすっかり”同担気味”に(笑)
共通の話題ができると親子の距離って思っている以上にグッと縮まるんだなと実感しています。
親子で推し活を楽しむ際の注意点をまとめた記事も書いています。
ぜひ、そちらも参考にしてください。
「わかってくれるの?!」の一言が忘れられない
「これ見て!」と目を輝かせて話す娘。
一緒に観ながら「この曲いいね」「この衣装かわいい!」なんて感想を言うと、
「わかってくれるの!?」と、うれしそうに笑ったその顔が今でも忘れられません。
子どもにとって、“自分の好きなものを否定されない”って本当に大きなことなんですね。
それからは、ライブ映像を観たり、グッズを手作りしたり、一緒に舞台を観に行ったり…
今では「推し活」が、私自身の楽しみの一つに。
そして、娘とのかけがえのないコミュニケーションの時間になっています。
推し活がもたらした嬉しい変化
わが家で感じている、推し活のいいところをまとめると──
- 自然に会話が増える!
- 娘が色々なことに興味を持つようになった!
- 学校や友達のことも話してくれるように!
- “共通の趣味”を持つことで、親子の関係がとてもフラットに!
いっしょに「推し活」をすることで、学校や友達のことを話してくれるようになるーー
「ほんとに?」って思いますよね。
でも、これ……本当なんです!!
「安心感」や「話しやすい空気」が自然と生まれることで、会話のきっかけがぐっと増えるんだと思います。
たとえば、
「○○ちゃんもこのグループ好きなんだって!」
「休み時間にこの曲で踊ったよ~」
と、子どもの方から学校での出来事を楽しそうに話してくれるようになります。
しかも、話題は“推し”のことだけじゃありません。
日ごろから「推し活」を通じて会話の土台ができていることで、少し話しにくいことも「あのね……」と打ち明けやすくなるようです。
それに、ちょっとした親子ケンカもテレビに推しが出てくるとどこかに吹き飛んで、一緒に盛り上がって…気がつけば仲直り、なんてことも(笑)
以前は少し距離を感じて悩んでいたこともありましたが、今は本当に仲良し。
娘の推しに感謝しています!
応援のかたちは自由でOK
私自身は、最初から“全力で推す”というよりも、「応援してる気持ちを一緒に楽しむ」というスタンスで付き合ってきました。
娘と一緒に笑ったり、感動したり、たまに涙したり…。
そんな時間が私の癒しになっています。
もちろん親子で一緒に「全力で推す!」のも大いにアリです!
同じタイミングで歓声を上げたり、グッズを手作りしたり、イベントに出かけたり…。
そんな熱量を共有できるのは、今この瞬間だけかもしれません。
どんなスタイルであっても、「好き」を一緒に楽しむことが、親子の絆を強くしてくれている気がします。
それが私にとっての推し活の魅力です。
推し活=子どもの“ときめき”を大事にすること
私が娘を見ていて思うのは、「推し」がいることが、子どもの心の栄養になっているということ。
「誰かを好き」「誰かを応援したい」と思えることは、純粋でとても素敵な気持ちです。
そして、「推し」の頑張っている姿を見て、自分も頑張らなくてはと思う気持ちが芽生える。
娘の推しは、独学でピアノをマスターしたり、アイドルの傍ら自分の好きなことに打ち込んでプロ資格を取ったりと、本当に努力家です。
そして「推し」は色々な場面で励ましの言葉を発してくれます。
そんな推しに刺激を受けて、娘も「私も頑張りたい」と言い出し、受験勉強に真剣に向き合うようになりました。
結果、最初は手が届かないと思っていた高校に見事合格!
「推しの頑張る姿に背中を押してもらった」と本人も話していて、
推しの存在がどれほど大きな影響を与えてくれたか、親としてとてもしみじみ感じています。
「推しへのときめき」ってすごい力を持っていますよ!
そんな気持ちを、親があたたかく受け止めてあげられたら、子どもは安心して自分の“好き”を大事に育てられると思います。
最後に
親子で一緒に楽しめるっ時間て、思っている以上に限られているかもしれません。
だからこそ、今こうして“同じ推しを応援できる時間”はとっても貴重。
「推し活」が、まさかここまで親子関係をぐっと近づけてくれるなんて、数年前の私は想像もしていませんでした。
でも、今は自信を持って言えます。
親子での推し活、最高です!
ぜひ、みなさんもお子さんと“ときめき”を共有してみてくださいね。